がんや疾患の豆知識

若年層に増加の子宮がん

現在は、子宮頸がんの原因としてヒトパピローマウィルスの感染が指摘されています。ヒトパピローマウィルスで発がんと因果関係があるのは一部の種類で、すべての感染者が発がんするわけではありません。
 
ヒトパピローマウィルスの感染は性交渉によって起こるので、初性交渉の若年齢化により近年は若年層(20歳代)での罹患が増加しています。
また複数・多数の男性との性交渉によっても発がんの危険性は高くなります。
 

 
 
 
 

ヒトパピローマウィルスとは

ヒトパピローマウィルスとはPapava Virus科に属するDNAウィルスです。特異性が高く、またヒトパピローマウィルスのタイプと病変とは密接な関係があります。
近年の研究で子宮頸がんとの因果関係があきらかにされており、ヒトパピローマウィルスの中でも16型、18型ががん化率が高いといわれています。感染は性交時におこるのが大部分です。